どちらも「サテン調」=つやが流れて見える生地です。同じ光り方でも、左はアセテート、右はシルク。何でできているかは、商品ページの素材欄に一点ずつ書いています。

93語 / 写真59枚 / 8章

服の説明に出てくる言葉を、実際に扱っている服にそくして書きました。調べるために別のページを開かなくていいように、という気持ちで作っています。上の検索窓に言葉を入れるか、章から選んでご覧ください。

「〜調」「〜風」=素材の表情を写した生地

「〜調」「〜風」とはちょうふう

「サテン調」「リネン風」のように「調」「風」がつく言葉は、生地の見え方を表しています。生地の表情は、何の糸でできているかだけでなく、どう織るか・どう撚るか・どう仕上げるかでも決まります。だから違う糸でも、よく似た表情を出すことができます。当店では、見え方(〜調)と素材(繊維)を別の欄に分けて書いています。

見え方の言葉が付いていても、何でできているかは商品ごとに違います。それぞれの商品ページの素材欄でご覧いただけます。

サテン調さてんちょう

表面がつるりとなめらかで、絹のようなつやが流れて見える生地です。一方の糸を、もう一方の糸4本以上ぶんまたいで長く表に浮かせ、糸の交わる点を互い違いにずらして織ると、表面の切れ目が減って光がそろって返り、あの艶と、指がすべるような手ざわりが生まれます。この織り方そのものを「サテン(朱子織り)」と呼びます。「サテン調」は、この見え方のほうを指す言葉です。

見え方を表す言葉なので、糸そのものは商品によって変わります。当店ではシルクのものもあれば、アセテートやポリエステルのものもあります。何でできているかは、それぞれの商品ページの素材欄でご覧いただけます。

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リネン風りねんふう

糸の太さにムラがあって、ざらりと乾いた、ざっくりした表情の生地です。麻は植物の茎から取り出す繊維で、太さも長さも不揃いなので、糸に紡ぐと自然に節(ふし)ができます。この節が光をあちこちに散らすため、平らな生地には出ない、素朴な陰影が生まれます。「リネン風」は、この表情のほうを指す言葉です。

当店のリネン風には、実際に麻を使ったものもあれば、リヨセルやレーヨンで表情をつくったものもあります。何が入っているかは、それぞれの商品ページの素材欄でご覧いただけます。

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シフォン調しふぉんちょう

薄くて軽く、うっすらと向こうが透ける生地です。細い糸を強く撚ってから、すき間を残して織ると、光を通しながら空気をふくむ布になります。強く撚った糸は縮もうとする力を持っていて、それが布に細かな張りを与えるので、体から少し離れて、ふわりと揺れます。「シフォン調」は、この見え方のほうを指す言葉です。

見え方の言葉なので、糸は商品によって変わります。当店ではシルクのものもあれば、ポリエステルのものもあります。透け方の度合いと素材は、それぞれの商品ページの写真と素材欄でご覧いただけます。

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ツイード調ついーどちょう

近づくと何色もの糸が見える、厚みと凹凸のある生地です。太さをあえて揃えない糸に、色の違う繊維を混ぜて紡いでから織るので、遠目には落ち着いた一色に、近くで見ると多色に見えます。表面の凹凸が光を散らして、平らな生地では出ない深みのある色になります。「ツイード調」は、この表情のほうを指す言葉です。

当店のツイード調には、ウールを使ったものもあれば、ポリエステルやアクリルで表情をつくったものもあります。何が入っているかは、それぞれの商品ページの素材欄でご覧いただけます。

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デニム調でにむちょう

青みのある色と、斜めに走る細い畝(うね)が見える生地です。デニムは、たて糸だけを藍で染め、よこ糸を白いまま斜めに織り交ぜます。表に青い糸、裏に白い糸が多く出るので、表と裏で色が違い、着るうちに表の青がすこしずつ薄れて表情が変わります。「デニム調」は、この見え方のほうを指す言葉です。

当店のデニム調には、綿で織ったものもあれば、リヨセルやポリエステルで表情をつくったものもあります。厚みや伸びやすさは商品ごとに違いますので、商品ページの素材欄と実寸でご覧いただけます。

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レザー調・スエード調れざーちょう

革のつや、または革の裏側のような細かな毛羽を、布の表面につくったものです。「〜調」のもとになった言葉には、織り方や生地の名前(サテン・シフォン・ツイード・デニム)と、素材そのものの名前(リネン・レザー・スエード)があります。リネンは糸にできる繊維なので、ほかの繊維の糸で、その表情に近づけることができます。革は糸にできないので、レザー調・スエード調だけは、布に樹脂の膜を重ねてつやを出したり、表面をごく細かく起毛させたりして、その表情をつくります。

ニットカーディガンの肘。スエード調の当て布がついている
スエード調の肘当て

革より軽く、扱いも気軽です。お手入れの仕方は革と違いますので、商品ページのお手入れ表示とあわせてご覧くださいね。

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素材(繊維)

シルク

蚕(かいこ)が繭をつくるときに吐き出す、一本の長い糸をほどいて使う天然繊維です。綿や羊毛の糸が短い繊維を撚り合わせてつくるのに対して、シルクは一つの繭から千メートルを超える切れ目のない糸が取れるため、繊維の端が表に出ず、表面がなめらかに光を返します。断面が三角形に近く、プリズムのように光を分けて返すので、白く光るというより、奥行きのある艶になります。湿気をよく吸って外へ逃がすたんぱく質の繊維で、肌の上をすべるような手ざわりと、体に沿って落ちるやわらかさが生まれます。

たんぱく質でできた繊維なので、水にぬれた跡が残ったり、日に当たり続けて色があせたりすることがあります。しまうときは光の当たらない場所へ、雨の日は帰ってから水気をそっと取っていただくと、艶が長く保てます。おうちで洗えるかどうかは、商品ページのお手入れ表示でご覧いただけます。

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ウール

羊の毛からとる天然繊維です。一本一本が細かく波打っていて、その隙間にたっぷり空気を抱えるので、見た目より軽く、暖かく感じられます。繊維に元の形へ戻ろうとする力があるため、一日着てついたシワも、脱いで一晩休ませると多くは戻ります。湿気をよく吸って外へ逃がすので、汗ばんだ日でも肌の上がさらりとしています。

表面が細かなうろこ状の重なりでできていて、水の中でもむと、うろこ同士が絡んで縮むことがあります。おうちで洗えるかどうかは、商品ページのお手入れ表示でご覧いただけます。

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ポリエステル

石油からつくる、水をほとんど吸わない合成繊維です。水を含まないので、濡れても形が変わらず、乾くのも早く仕上がります。熱を加えると形が決まる性質があり、プリーツの折り目が消えずに残るのは、この性質を利用したものです。天然繊維に少し混ぜると、その風合いを残したまま、洗ったあとの扱いが楽になります。

油となじみやすい繊維なので、汗ばむ季節はこまめに洗っていただくと、風合いが長く保てます。

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コットン(綿)こっとん

綿花の種を包む白い綿毛からとる天然繊維です。綿はセルロースという、水と結びつきやすい成分でできています。一本一本が中空でねじれたリボンの形をしているので、その空洞にも水が入り込み、汗をすばやく受けとめます。濡れると強さが増すめずらしい性質もあり(麻も同じ仲間です)、くり返し洗う日常の一枚に向きます。洗うたびに繊維がやわらぎ、肌にあたる面がなじんでいきます。

水を含んだまま乾くと折り目が残りやすいので、干す前に軽く振って形を整えていただくと、アイロンがけがぐっと楽になります。

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リヨセル

木のパルプを、化学変化させずに溶かすだけで糸にした繊維です。溶かすのに使った薬剤をほとんど回収して、くり返し使う作り方をします。繊維の断面が丸くなめらかなので、光をきれいに返し、肌の上をすっと流れる手ざわりになります。水に濡れても強さが落ちにくいため、洗ってもへたりにくいのが持ち味です。

「テンセル™」の名前で呼ばれることもあります。こちらは特定の会社の商標で、素材そのものの名前がリヨセルです。

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レーヨン

木のパルプを薬品で溶かし、繊維の形に戻してつくる繊維です。繊維そのものに張りが少なく、重さのわりに曲がりやすいので、布にするととろりと落ちます。湿気を綿よりよく吸うため、肌に触れたときにひんやりと感じられます。

水を含むと繊維がふくらんでやわらかくなるので、洗うときはやさしく扱っていただくと、形が長く保てます。おうちで洗えるかどうかは、商品ページのお手入れ表示でご覧いただけます。

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ナイロン

石油からつくる、細くても切れにくい合成繊維です。分子が長い鎖のようにつながっていて、その鎖どうしが強く引き合うため、細く紡いでもこすれに耐えます。だから薄手で軽い生地にしても、張りと丈夫さが残ります。引っぱっても元に戻る力があるので、動きの多い部分にもよく使われます。

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ラミー

苧麻(ちょま/からむし)という植物の茎から取り出す天然繊維です。布に使う植物の繊維のなかでも特に長くて強く、まっすぐ伸びているので、白さと自然なつやが出ます。繊維が硬いぶん、肌に当たる面が点で触れることになり、さらりと乾いた感触になります。汗をよく吸って早く乾くので、暑い日にも心地よく着られます。

日本の品質表示のきまりでは、苧麻も亜麻(リネン)も「麻」と書くことが認められています。当店では、どちらか分かるときはラミー・リネンと分けてお伝えしています。まっすぐで硬い繊維なので、たたんだ線が残りやすく、霧をふいて手で伸ばすと落ち着きます。

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アクリル

石油からつくる、ふくらみのある軽い合成繊維です。繊維に細かな縮れをつけてあるので、羊毛と同じように空気を抱え込み、軽いのに暖かく仕上がります。染めた色が日ざしで褪せにくいため、鮮やかな色を長く楽しめます。

やわらかくふくらんだ繊維なので、こすれる場所には毛玉が出ることがあります。毛玉取りでそっと整えると、また表情が戻ります。

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リネン

亜麻(あま/フラックス)という植物の茎から取り出す天然繊維です。繊維の途中に節(ふし)があって太さが揃わないため、糸にすると自然なムラが出て、素朴な陰影が生まれます。熱を伝えやすい繊維なので、肌に触れた瞬間ひんやりと感じられ、吸った水分もすばやく外へ逃がします。洗うたびに繊維を束ねている成分がほぐれていくので、使うほど手ざわりがやわらいでいきます。

日本の品質表示のきまりでは、亜麻も苧麻(ラミー)も「麻」と書くことが認められています。当店では、どちらか分かるときはリネン・ラミーと分けてお伝えしています。張りのある繊維なので折った線がはっきり出ますが、それが麻らしい表情として親しまれてきたところでもあります。

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カシミヤ

カシミヤ山羊の、外側の粗い毛の下に生えるやわらかな綿毛だけを集めた繊維です。春に毛が抜け替わる時期に梳きとるので、一頭から一年に採れるのはごくわずかで、一枚のセーターに何頭ぶんも要ります。一本が羊毛よりさらに細いため、同じ重さでもたくさんの空気を抱え、薄手のまま暖かく仕上がります。細い繊維がそろって寝るので、表面に霧のようなやわらかい光が出ます。

細くやわらかい繊維なので、バッグの肩ひもなど、こすれる場所には毛玉が出ることがあります。毛玉取りでそっと整えると、また表情が戻ります。

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あさ

亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)という2つの繊維を、まとめて呼ぶときの言葉です。日本の品質表示のきまりでは、この2つに限って「麻」と書くことが認められています。どちらの種類か分かっていないときや、書き分ける必要がないときに使われる呼び方です。

どちらの麻かが分かるときは、当店ではリネン・ラミーと分けてお伝えしています。亜麻と苧麻は別の植物で、手ざわりも表情も違うためです。

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アセテート

木のパルプを、酢酸(お酢の成分)と反応させてつくる繊維です。繊維の断面が花びらのように入り組んでいるため、光が奥まで入って反射し、深みのあるつやが生まれます。とろりとした重さがあって体に沿って落ちるので、流れるような生地によく使われます。

熱でやわらかくなる繊維なので、アイロンは低い温度で当てていただくと、つやが保てます。除光液が触れると溶けることがありますので、爪のお手入れのあとは乾いてからお召しくださいね。

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モヘア

アンゴラ山羊の毛からとる繊維です(うさぎの毛から採る「アンゴラ」とは、別の動物です)。羊毛と違って、毛の表面をおおう、うろこのような重なりが平らに寝ているため、光をよく返し、絹に近いつやが出ます。一本が長いので、編むと毛先が布から飛び出し、輪郭がふわりとかすんで見えます。軽くて空気をよく抱えるので、見た目のふくらみのわりに重さを感じません。

毛足が長いぶん、着はじめは毛が抜けて、下に着たものに付くことがあります。濃い色と重ねる日は、さっと払っていただくときれいに保てます。

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ポリウレタン

ゴムのように伸び縮みする繊維で、ほかの繊維に数%だけ混ぜて使います。分子のなかに、伸びやすい部分と、動かずに支える部分が交互に並んでいて、引くと伸びやすい部分がほどけ、力をゆるめると支える部分が引き戻します。元の長さの何倍にも伸びるので、ほんの数%入るだけで、生地全体が体の動きについてきます。

時間とともに、少しずつ伸びる力がやわらいでいく繊維です。たたんで、高温と湿気を避けて休ませていただくと、長く保てます。

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モダール

ブナなどの木のパルプからつくる、濡れても形が崩れにくい繊維です。木から生まれた繊維のなかでは、濡れても形が崩れにくいほうなので、くり返し洗っても風合いが残ります。細くやわらかく仕上がるので、肌に触れる面がなめらかで、綿と混ぜるとしっとりした手ざわりになります。

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アルパカ

南米の高地で暮らすアルパカの毛からとる繊維です。毛の表面をおおう、うろこのような重なりが平らに寝ているため、光をよく返し、とろりとぬめるような独特のつやが出ます。毛足が長く、繊維そのものがしなやかなので、編んでも固まらず、やわらかく落ちます。

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キュプラ

綿花の種に残る、ごく短い産毛(うぶげ)を溶かして、糸に紡ぎ直してつくる繊維です。糸が細くて断面が丸いので、布にすると表面がなめらかになり、ほかの布とすべって重なります。湿気をよく吸うため静電気が起きにくく、脱ぎ着のときにまとわりつかないことから、裏地によく使われます。

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和紙わし

和紙を細いテープ状に切って、撚りをかけて糸にしたものです。紙そのものが無数の細い繊維の重なりでできているため、糸になっても内側にすき間が多く、とても軽く仕上がります。そのすき間が汗を吸って外へ逃がすので、肌に貼りつかず、暑い日にもさらりとしています。

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アンゴラ

アンゴラうさぎの毛からとる繊維です(山羊の毛から採る「モヘア」とは、別の動物です)。一本が羊毛よりずっと細く、中に空気の芯を持っているため、同じ厚みでも軽く、熱をよく抱えます。表面がなめらかで毛どうしが絡みにくいので、指で触れると、綿毛に触れたようなふわりとした感触があります。

表面がなめらかなぶん、毛が抜けて下に着たものに付くことがあります。濃い色と重ねる日は、さっと払っていただくときれいに保てます。

生地・織り

リブ編みりぶあみ

タテに畝(うね)が並んで、横によく伸びる編み地です。表に出る目と裏に引っ込む目を、タテの列ごとに交互に編むので、布が蛇腹(じゃばら)のように折りたたまれます。横に引くとその折りが開き、力をゆるめると元へ戻ります。袖口や裾がめくれ上がらずに留まるのは、この戻る力によるものです。

よく伸びるぶん、濡れたまま吊るすと重みで畝がのびてしまうことがあります。洗ったあとは平らに置いて乾かしていただくと、袖口や裾の形が長く保てます。

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サテン

表面がなめらかで、つやが流れて見える織り方の生地です(日本語では「朱子織り(しゅすおり)」)。一方の糸を、もう一方の糸4本以上ぶんまたいで長く表に浮かせ、糸の交わる点を互い違いにずらして織るので、表に出る切れ目が少なく、光が散らずにそろって返ります。サテンは織り方の名前なので、シルクで織ってもポリエステルで織っても、この織り方をしていればサテンです。指がすべるような手ざわりと、動きにつれて移る光の帯が生まれます。

糸を長く浮かせているぶん、爪や金具に引っかかると糸が表に出てくることがあります。バッグの金具やアクセサリーの当たる場所に気をつけていただくと、つやが長く保てます。

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ジャカード

織りながら柄を浮かび上がらせた生地です。ジャカードという仕掛けを使うと、たて糸を1本ずつ別々に上げ下げできるので、花や幾何の複雑な模様も自由に織り出せます。模様が糸の重なりそのものなので、表面をなでると凹凸が指に伝わり、光の当たる向きで柄が見え隠れします。

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シフォン

細い糸を強く撚って、すき間を残して織った、薄く透ける生地です。糸と糸のあいだに空気の通り道ができるので、光を通しながら、ふわりと空気をふくみます。強く撚った糸には撚りを戻そうとする力が残っていて、それが布に細かな張りを与えるため、体から少し離れて揺れます。

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ジョーゼット

表面に細かな凹凸(シボ)があり、薄手なのにとろりと落ちる生地です。撚る向きの違う、強く撚った糸を、たてにもよこにも交互に並べて織り、あとで湯に通すと、糸がそれぞれ別の方向へ縮もうとして、布の表面が細かく波打ちます。この凹凸がつやを抑えるので、透けていても落ち着いた見え方になり、体に沿ってゆれます。

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ツイード

太さも色も揃えない羊毛の糸を織り込んだ、厚みと凹凸のある生地です。もとはスコットランドやアイルランドで織られた、農家の人たちのための、雨をはじく厚手の布でした。色の違う繊維をあらかじめ混ぜて紡ぐので、遠目には落ち着いた一色に、近づくと何色も見えてきます。表面の凹凸が光を散らして、平らな生地では出ない深みのある色になります。

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デシン(クレープデシン)でしん

表面にごく細かな凹凸(シボ)があり、とろりと落ちる薄手の生地です。たて糸はそのままに、よこ糸だけ、撚る向きの違う強く撚った糸を交互に織り込み、湯に通すと、よこ方向に細かな縮みが出ます。シボが細かいぶん、つやは強すぎず、指を当てるとかすかにざらりとした感触が残ります。表面がわずかに沈むので、光をやわらかく受けとめて、体に沿って落ちます。

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縮緬(ちりめん)ちりめん

表面全体に細かな凹凸(シボ)が立った、しなやかな生地です。よこ糸に強く撚った糸を使って織り、織り上がりを湯に通すと、糸が撚りを戻そうとして布が縮み、表面が細かく波打ちます。この凹凸が光を細かく散らすので、つやは控えめになり、細かなシワが表情にまぎれます。指でなでるとさらりと乾いた感触で、体に沿ってやわらかく落ちます。

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オーガンジー

薄く透けているのに、ぴんと張りのある生地です。細くて強い糸を、本数を抑えて平らに織るので、光をよく通しながら、糸そのものの硬さで布が形を保ちます。張りがあるぶん体から離れて立ち上がるので、袖やスカートにふくらみが出て、重ねると下の色がうっすら透けて見えます。

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コーデュロイ

タテ方向に、毛足のある畝(うね)が並んだ生地です。地の布に余分なよこ糸を浮かせて織り込み、その浮きを刃で切り開いて毛羽を立てると、毛の生えた筋が並びます。毛が同じ向きにそろっているので、毛並みに沿ってなでると光り、逆になでると色が濃く沈みます。畝のあいだに空気を抱えるので、見た目より暖かく感じられます。

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形・シルエット

ストレート

上から下まで、幅をほとんど変えずにまっすぐ落ちる形のことです。胸まわりも裾まわりもほぼ同じ幅で裁つので、布は形をなぞることなく、自分の重さでまっすぐ下りていきます。縦の線が一本通るぶん、装いぜんたいが静かにまとまります。

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Aラインえーらいん

上が細く、裾に向かってゆるやかに広がる、アルファベットのAのような形のことです。上から下へ、少しずつ幅を足しながらまっすぐ裁つので、裾のほうだけ布の量が増えます。歩くと裾だけが揺れて上半分は静かなままなので、動きに軽さが出ます。

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ワイド

上から下まで、ゆとりをもって幅広に仕立てた形のことです。布の量が多いぶん、布は体に触れるより先に、自分の重さで落ちる位置を決めます。歩くと布ぜんたいが一拍おくれて動くので、揺れがそのまま目に見えます。

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フレア

裾に向かって、波を描くようにやわらかく広がる形のことです。円を切り開いた形に布を裁つと、裾のふちの長さだけが増えるので、余った分がひだになって波打ちます。まっすぐ広がるAラインに対して、フレアは広がりそのものが波になるので、歩くたびに揺れが生まれます。

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ハイウエスト

自然な腰の位置よりも高いところで、上下を切り替えた形のことです。切り替えが上がると、そこから下に落ちる布の長さが増えるので、スカートやパンツの縦の流れが長くなります。どこで区切るかで装いの印象が変わるため、同じ丈でも、まったく違う一枚に見えます。

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Iラインあいらいん

上から下まで幅を細く保った、一本の線のような形のことです。同じくまっすぐ落ちるストレートよりも、全体の幅を絞って裁つので、輪郭が縦に長い長方形へ近づきます。横に広がる要素が少ないぶん、視線が上下に流れます。

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ウエストマーク

ベルトやひもで、途中を一度きゅっと絞る着方のことです。まっすぐ落ちていた布が一か所で止められると、その上に布のたまりができ、下からは改めて広がります。一本の直線だった輪郭が上下2つのかたまりに分かれるので、同じ一枚でも印象が大きく変わります。

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タイト

布にゆとりをほとんど持たせず、細く仕立てた形のことです。布が余らないぶん、輪郭がそのまま服の形として出ます。動くためには布の余りが要るので、伸びる生地を使うか、切れ込み(スリット)や折りひだ(プリーツ)で動く余地をつくってあるものが多くあります。

ゆとりが少ないぶん、実寸との差がそのまま着心地に表れます。商品ページの実寸を、お手持ちの一枚と見比べてみてくださいね。

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レイヤード

丈や素材の違うものを重ねて着ること、またはそう見えるように仕立てた形のことです。下から少しだけのぞかせると、その境目に線が生まれ、一枚で着るときには出ない奥行きが出ます。はじめから重なって見えるように一枚で仕立てたものは「フェイクレイヤード」と呼び、脱ぎ着の手間なく同じ表情になります。

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ドロップショルダー

肩の縫い目を、本来の肩先より外側へ落とした仕立てのことです。縫い目が外に出るぶん胴の布が横に広がり、袖のつけ根も腕の上のほうへ移ります。肩の角が消えて、肩から袖へなだらかな線が続くので、力の抜けた表情になります。

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オーバーサイズ

着る人の寸法よりも、はじめからひとまわり大きく仕立てた形のことです。肩も胴まわりも袖も一緒に大きくするので、単に大きいサイズを着るのとは、布の落ちる位置が変わります。余った布が体から離れて自分の形をつくるため、輪郭がやわらかくなります。

ゆとりの取り方はデザインによって変わります。商品ページの実寸で、お手持ちの一枚と見比べてみてくださいね。

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テーパード

上にゆとりを持たせて、裾に向かってだんだん細くしていく形のことです。上下で幅を変えて裁つので、布のたまりは上に、輪郭の締まりは下に、と役割が分かれます。裾に向かって細くなるぶん、ゆとりのある形でも、輪郭の終わりがはっきりします。

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アシンメトリー

左右をわざと揃えずに仕立てたデザインのことです。裾の長さ、襟の開き、肩の出し方などを片側だけずらすと、まっすぐ立っていても、どこかが動いている途中のように見えます。見る角度によって印象が変わるので、一枚で表情が何通りにもなります。

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襟・袖・ネック

長袖ながそで

手首までを覆う、いちばん長い袖のことです。日本では袖の長さを、手首までを十(じゅう)としたときの割合で呼び分けていて、長袖はその十にあたります。腕ぜんたいが隠れるので季節を選ばず、まくり上げれば七分ほどの見え方にもなります。

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ノースリーブ

袖を付けずに、肩と腕を出す形のことです。腕を通す開きを、そのまま縁取って仕上げてあります。腕のつけ根に袖の厚みが重ならないので、上に一枚重ねても肩まわりがすっきり収まり、重ね着の土台にもよく使われます。

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半袖はんそで

肩から二の腕の途中までの、短い袖のことです。肘の手前で終わるので、肘から先が自由になり、腕を大きく動かす日にも軽やかです。肩のすぐ下で終わり、袖を別に付けずに仕立てたものは「フレンチスリーブ」と呼び分けます。

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クルーネック

首のつけ根にぴたりと沿う、丸い襟ぐりのことです。襟を別に付けず、首まわりを細い帯で縁取って仕上げます(ニットでは伸びる編み地を使います)。開きが小さく首もとが静かにまとまるので、ネックレスやスカーフを重ねる余白が生まれます。

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パフスリーブ

肩や袖口で布を寄せて、ふっくらとふくらませた袖のことです。腕を通す開きより大きく裁った布を、縫い付けるときに縮めて収めるので、余った分がそのままふくらみになります。肩の上に丸みが出るぶん、まっすぐな袖より、やわらかい輪郭になります。

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スタンドカラー

首まわりに、折り返さずまっすぐ立ち上がる襟のことです。襟ぐりに細長い帯状の布を縫い付けて、その帯を立てて仕上げます。折り返す部分を持たないつくりなので、顔まわりに布が広がらず、首から肩への線が静かに通ります。

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ハイネック

首に沿って高く立ち上がり、折り返さずに着る襟のことです。首もとをぐるりと覆う高さがあるので、上着の襟から少しのぞくくらいの収まりになります。折り返さないぶん、首から肩への線がすっと立ちます。

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五分袖ごぶそで

肘のあたりで終わる袖のことです。日本では袖の長さを、手首までを十としたときの割合で呼び分けていて、五分袖はそのちょうど半分にあたります。肘の関節で切れるので、腕を曲げても袖がそのままの位置に留まります。

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七分袖しちぶそで

肘と手首のあいだ、前腕の中ほどで終わる袖のことです。日本では袖の長さを、手首までを十としたときの割合で呼び分けていて、七分袖はその七割にあたります。手首がのぞくので、腕時計やブレスレットがそのまま見え、水を使うときも袖をまくらずに済みます。

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ラウンドネック

丸く、ゆったりと開いた襟ぐりのことです。首のつけ根にぴたりと沿うクルーネックに対して、ひとまわり広く開いたものを指すことが多い呼び方です。開きが広がるぶん首もとに余白が生まれるので、重ねる一枚やネックレスの見え方が変わります。

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タートルネック

首を覆う高さまで立ち上げて、外側へ折り返す襟のことです。折り返すぶんの高さが要るので、ハイネックより長く作ります。布が二枚重なるぶん首もとが暖かく、輪郭もやわらかく丸まります。

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フレンチスリーブ

胴の布から続けて裁った、ごく短い袖のことです。別に袖を作って縫い付けるのではなく、胴の部分(身頃)の布をそのまま肩の外へ伸ばして、腕のつけ根を覆います。肩に縫い目が来ないので、腕を上げても布が一点で引っぱられず、肩から袖への線がなだらかにつながります。

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ボートネック

舟底のように、横へ長く、浅く開いた襟ぐりのことです。前後の開きは浅いまま、左右の肩に向かって広げるので、開きが横一直線に近くなります。縦へ開く襟ぐりとは印象が大きく変わり、横の線がそのまま装いの表情になります。

横に広く開くぶん、下に着るものの肩ひもが見えることがあります。重ねる一枚の選び方は、商品ページの写真が目安になります。

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カフス

袖口を縁取る、帯のような部分のことです。別に裁った布を縫い付けて二重にするので、いちばん擦れる袖口が丈夫になり、形も保たれます。ボタンで留めるものは、留め外しのぶん手が通るので、袖口をぴたりと細く仕立てられます。

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ラグランスリーブ

襟ぐりから脇の下へ、斜めに走る縫い目で切り替えた袖のことです。肩の上を通る縫い目がないので、腕を上げても布が一点で止まらず、動きが袖ぜんたいへ逃げます。肩先に角が立たないぶん、丸くなだらかな輪郭になります。

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ドルマンスリーブ

脇の下を深くとって、袖口に向かってだんだん細くなる袖のことです。胴の部分(身頃)と袖の境目をはっきり作らず、脇から袖口まで一続きの布として裁つので、腕の下に大きな布のたまりができます。腕を下ろすと、その余りが翼のような曲線になって垂れ、動くたびに形が変わります。

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カシュクール

前の布を左右に深く打ち合わせて、脇や前でひもやボタンで留める形のことです。決まった位置で1か所ずつ留めるのではなく、重ねる深さを選べるものが多いので、着るたびに合わせ具合を変えられます。打ち合わせが斜めに交わることで、襟もとが自然にVの形になります。

打ち合わせの深さを選べるものが多くあります。開き具合が気になるときは、中に一枚重ねると安心です。

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仕立て・ディテール

裏地うらじ

表地の内側に、もう一枚重ねて縫い付ける布のことです。表地は見た目のために選ばれるので、薄かったり、伸びやすかったりします。その内側にすべりのよい布を重ねると、形が保たれ、脱ぎ着のときもするりと通ります。縫い代が隠れるので、内側まで整った仕立てになります。

当店の「素材」での絞り込みは、外から見える表地で分けています。「表地はシルク、裏地はポリエステル」という服は、シルクの棚に並んでいます。

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前立てまえたて

シャツやブラウスの前で、ボタンとボタンホールが縦に並ぶ、帯のような部分のことです。布の端を折り返して二重、三重に重ねてあるので、ボタンを留めても伸びず、縁がまっすぐ保たれます。この厚みがあるおかげで前の合わせが立ち、着たときに中心線がきれいに通ります。

ギャザー

布を縫いながら縮めて、細かく寄せたひだのことです。糸を通してから引き絞ると、布が均等に縮んで、寄った分だけふくらみが生まれます。折り目を決めずに寄せるので、ひだの向きも大きさも自然にばらけ、やわらかく丸い立体になります。体の動きに合わせて、寄りが開いたり閉じたりします。

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身頃みごろ

服のうち、胴を覆う部分のことです。胸から裾までの前側を前身頃、背中側を後ろ身頃と呼び、この2枚を脇で縫い合わせたところに、袖と襟がつきます。だから商品説明に「身頃にタックを入れて」とあれば、それは袖でも襟でもなく、胴の部分の話をしています。

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共布ともぬの

その服そのものと同じ生地から取った布のことです。ベルトやリボン、くるみボタンをこの布でつくると、色も艶も織りもそっくり同じになるので、はじめから一続きだったように見えます。別の布を合わせるときのような色合わせが要らないぶん、静かにまとまった印象になります。

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タック

布を決まった幅で折りたたみ、その上端だけを縫い留めたひだのことです。縫い留めたところから下は折りが開くので、ウエストはすっきりしたまま、下にだけゆとりが生まれます。折る幅を決めてつくるぶん、寄せて縮めるギャザーより、折り目がはっきりと立ちます。

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スリット

裾や脇から、上へ向かって入れた切れ込みのことです。まっすぐな筒のような形の服は、そのままだと歩幅が布の幅で決まってしまいます。切れ込みを入れると、その分だけ脚を前へ出せるので、細い形のまま歩きやすくなります。歩くたびに切れ目が開いて、縦の線に動きが生まれます。

開き方は、座ったときにいちばん大きくなります。丈と開きの高さは、商品ページの写真でご覧いただけます。

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ドローストリング

ウエストや裾、フードのふちに通してある、引いて絞るためのひものことです。布を筒状に縫った通り道にひもが入っていて、引くとその部分だけが縮み、余った布が細かく寄ります。絞る強さを自分で決められるので、同じ一枚を、ゆるやかにも、めりはりのある形にも着られます。

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プリーツ

同じ幅の折り目を、規則正しく並べて付けたひだのことです。折った形のまま熱を加えると繊維がその形を覚えるので、洗っても折り目が残ります。熱で形が決まる性質は合成繊維にはっきり出るため、プリーツの生地にはポリエステルがよく使われます。歩くと折りが開いて広がり、止まるとまた閉じるので、動きがそのまま形になって見えます。

折り目は、高い温度や強い圧力で少しずつゆるんでいきます。たたむより吊るして保管していただくと、折りが長くもちます。

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センタープレス

パンツの前と後ろの中央に、縦方向へまっすぐ入れた折り目のことです。アイロンで一本の線を付けると、布がその線に沿って折れるようになり、はいたときに縦の線が通ります。線を境に布の面が左右に分かれ、それぞれ違う角度で光を受けるので、平らな一枚の布より、立体的な流れが生まれます。

洗うと線がやわらぐことがあります。アイロンで折り目をなぞっていただくと、また立ち上がります。

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ピンタック

ごく細い折り目を、何本も等間隔に並べて縫い留めた装飾のことです。一本の幅が数ミリしかないので、遠目には織り柄のように見え、近づいてはじめて縫い目の畝(うね)だと分かります。折り重なった分だけ布に厚みが出るため、その部分だけ張りが増して、形が立ちます。

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シャーリング

ゴムの入った糸で何本も縫って、布を縮ませた部分のことです。縫うときにゴム糸を引き伸ばしておき、縫い終えて力をゆるめると、糸が縮んで布に細かなひだが寄ります。何本も並べるとその部分だけがよく伸びるので、ウエストや袖口を、留め具なしで体に沿わせられます。

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質感・状態

落ち感おちかん

布が体に沿って、すとんとまっすぐ下に落ちる様子のことです。布の形は、自分の重さで下に引かれる力と、折れ曲がりにくさ(コシ)の綱引きで決まります。重さのわりに曲がりやすい布ほど下へ落ちる力が勝って、体から離れずに縦へ流れます。細い糸で織られたものや、糸の交わる点が少ない織り方のものにこの表情が出やすく、立つと縦の線が通り、歩いても裾が広がらずに揺れます。

落ち方の深さは布ごとに違いますので、商品ページの立ち姿の写真で、裾までの縦の流れをご覧いただけます。

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光沢こうたく

布が光をどれだけまっすぐ返すかの度合いのことです。表面が平らで、繊維が同じ向きにそろっているほど、光は散らずに一方向へ返るので、つやが強く見えます。長い繊維を使う、撚りを弱くする、糸を長く表に浮かせて織る——つやを出す手立ては、どれも「表面をそろえる」ことに行き着きます。同じ生地でも、光の当たる向きと見る角度で、艶の強さは変わります。

光沢のあるブラウス。肩と袖に光のハイライトが出ている
光沢のある面
マットなキルティングコート。光を返さない落ち着いた面
マットな面

光の当たり方で艶の見え方は変わります。商品ページの複数の写真を見比べていただくと、実物に近い見え方がつかめます。

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風合いふうあい

手で触れたとき、目で見たときに感じる、生地ぜんたいの性格のことです。やわらかさ、曲がりやすさ、表面のなめらかさ、押したときの戻り方——こうしたいくつもの手ごたえが重なって、ひとつの印象になります。繊維の種類だけでは決まらず、糸の撚り方、織り方や編み方、仕上げの工程まで、すべてが影響します。だから同じ「シルク100%」と書かれていても、生地ごとに風合いは違ってきます。

風合いは、寄りの写真と素材欄、そしてお手入れ表示の3つを合わせてご覧いただくと、いちばん近づけます。

シアー感しあーかん

光を通して、向こうがうっすらと見える、軽やかな表情のことです。糸を細くしたり、織り目にすき間を残したりすると、布が光を通すようになります。隠れているのに気配だけが見える、という奥行きが生まれるので、重ねる一枚や、袖・裾の一部に使われます。

下に重ねるものの色を変えると、同じ一枚でもずいぶん印象が変わります。透け方の度合いは、商品ページの写真でお確かめいただけます。

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透け感すけかん

布がどれだけ光を通すかの度合いのことです。糸と糸のすき間が広いほど、また糸そのものが細いほど、光は多く通り抜けます。同じ生地でも、色が淡いほど透けて見え、濃いほど透けにくくなります。日ざしの下と室内でも見え方が変わるので、屋外で長く過ごす日は、一枚重ねると安心です。

気になるときは、インナーを合わせてくださいね。透け方は、商品ページの写真でお確かめいただけます。

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ドレープ

布が垂れたときにできる、やわらかい波のようなひだのことです。布は、垂れる場所の幅より自分の幅が余ると、その余りを波にして逃がします。だから曲がりやすい布ほど波の数が増えて細かくなり、張りのある布ほど波は少なく大きくなります。歩くたびに波が動いて、陰と光が入れ替わるので、一枚の布に奥行きが生まれます。

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ハリ感はりかん

布に押し返す力があって、形が保たれる感じのことです。糸を強く撚る、糸を詰めて織る、繊維そのものが硬い——こうした条件が重なると、布は曲がりにくくなります。体から少し離れて立ち上がるので、シルエットの輪郭がはっきり出ます。落ち感とは、同じ「布の曲がりやすさ」という物差しの、反対の端にあたる言葉です。

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起毛感きもうかん

布の表面に細かな毛羽を立てて、やわらかくふくらませた質感のことです。細い針のついたローラーで表面をかき起こし、糸から繊維の端を引き出して寝かせます。立った毛羽のあいだに空気の層ができるので、同じ厚みでも暖かく感じられ、光もやわらかく散ります。指で触れると、生地そのものより先に、毛羽が肌に触れます。

こすれる場所は毛羽が寝て、色が濃く見えることがあります。ブラシで毛並みを起こしていただくと、元の表情に戻ります。

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シャリ感しゃりかん

肌に触れたとき、さらりと乾いて、かすかに音を立てるような感触のことです。硬めの繊維や、強く撚った糸を使うと、布の表面に細かな凹凸ができます。すると肌に当たるのは凸の部分だけになり、面ではなく点で触れるので、汗ばんでも貼りつかず、涼しく感じられます。麻や、強く撚った糸で織った生地によく出る感触です。

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マット

光をまっすぐ返さず、やわらかく散らす、つやを抑えた表面のことです。表面に細かな凹凸があったり、繊維の端が表に立っていたりすると、光はいろいろな向きへ跳ね返ります。そのぶん色が深く沈んで見えて、静かな印象になります。

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毛玉けだま

こすれた場所で繊維の端が表に引き出され、絡み合って小さな玉になったものです。やわらかい繊維ほど端が表に出やすく、逆に強い繊維ほど、いちどできた玉が切れずに残ります。袖の内側、脇、バッグの当たる肩など、こすれ続ける場所から先に現れます。

こすれる場所には、天然の素材でも、化学の素材でも現れます。毛玉取りでそっと整えていただくと、また表情が戻ります。

シボ

布の表面に立った、細かな凹凸のことです。強く撚った糸には、撚りを戻そうとする力が残っています。織り上げた布を湯に通すと、その力が一斉にはたらいて布が縮み、表面が細かく波打ちます。凹凸が光を散らすのでつやは控えめになり、肌に当たる面が点になるぶん、さらりとした感触が出ます。

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丈と柄の呼び方

丈の呼び方たけのよびかた

裾がどこに来るかで呼び分けている、丈の名前です。同じ言葉でも、上に着るものとスカート・パンツとでは、指している位置が変わります。スカートやワンピースは、短いほうから ミニ丈/ひざ丈/ミモレ丈(ふくらはぎの中ほど)/ロング丈(足首に近い)。パンツは クロップド丈(ふくらはぎのあたり)/アンクル丈(くるぶし)/フルレングス(足の甲まで)。トップスとアウターは、その品目でごく一般的な長さを標準丈、それより短いものをショート丈と呼び分け、ミドル丈は主に羽織りものの丈に使っています。

同じ呼び方でも、身長によって見え方が変わります。商品ページの実寸(着丈)とあわせてご覧くださいね。

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柄の呼び方がらのよびかた

布の模様を、形のまとまりで呼び分けている名前です。花柄(花のかたち)/幾何・抽象(かたちの繰り返しや、形にとらわれない模様)/ストライプ(縞)/チェック(格子)/ドット(水玉)/アニマル(動物の毛皮を写した模様)。織りで浮かび上がらせる模様と、あとから染めて乗せる模様があり、同じ柄でも表面に凹凸があるかどうかで見え方が変わります。

日本では、横に走る縞をボーダー、縦に走る縞をストライプと呼び分けます。海外では縦横どちらもストライプと呼ぶことが多く、ボーダーは「へり・ふち飾り」を指す言葉です。

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